専用タグと読み取り装置の間で電波を交信させ、情報を読み書きするシステム。Radio Frequency Identificationの略。
身近な例だと、Suicaなどの交通系ICカードに使われている技術である。
【RFIDの特徴】
・遠隔でも読み取りができる
RFIDは、種類にもよるが、最長20mまで読み取りが可能である。このため、箱の中に入っている商品や、倉庫内で高所に置かれた商品なども簡単に読み取ることができる。RFIDを利用することで、作業の大幅な効率化が期待できる。
・一度に複数のタグを読み取ることができる
従来は1つ1つのタグを読み取る必要があり、手間がかかった。RFIDの場合は、一度に複数のタグを読み込めるため、運用の手間を大幅に減らすことができる。
【RFIDの使用例】
倉庫では、入荷検品に使われることが多い。商品をバーコードで管理していた場合、入荷時に1つ1つの箱を開けて確認する必要があった。RFIDを使用することで、箱を開けずともハンディターミナルをかざすだけで、商品の情報を一括で読み取ることが可能。ダンボールに入ったままでも一括で検品することができる。