倉庫内にて商品の在庫管理を行う際に、SKUごとに棚等の保管場所を固定せず、入荷した商品を空いている場所に保管していく運用方法のこと。SKUごとに保管場所を固定する運用方法のことは「固定ロケーション」と呼ぶ。
フリーロケーションの運用方法は、
- 新商品の入荷や商品の入れ替えが多い場合
- 保管物量が時期によって変動する場合
などに用いられることが多い。そのため多くのネット通販倉庫はフリーロケーションを導入している。
フリーロケーションでは商品の保管場所が固定されていないため、保管スペースを効率的に使えることが最大のメリットである。また固定ロケーションと違い、新商品が入ってきた時も、棚の割り振りを考えずに、空いているところに入れれば良いという簡便さがある。
フリーロケーションを導入する際には、
- どこに、何が、何個保管されているかを正確に把握すること
- 商品保管の場所が変動する中でも、効率よくピッキングを行うこと
が求められるため、ハンディターミナル等のシステム導入を行う事業者が多い。