自動車(物流業界では配送に使用するトラック)の利用効率を示す数値のこと。保有している自動車の運行可能な日数のうち、実際に稼働した日数の割合を指す。保有している自動車がどれくらい有効活用されているか判断し、適切な車両数を検討するための指標として用いられる。
配送トラックの実働率は、以下の計算式で求められる。
実働率(%)=荷物を乗せて走行した稼働総日数÷トラックの実在総日数×100
例えばトラックの実在日数が50日、走行した日数を35日とすると、
実働率(%)= 35(日)÷ 50(日)× 100 = 70(%)
となる。
物流業者がトラックをたくさん所有していても、荷物を乗せて走行していないと維持コストがかかるだけで利益を生み出さないため、物流業者の一つの指標とされる。