入荷した商品を倉庫内の定められた場所に保管した後、商品の数量やロケーションを記録し、ネットショップ等の在庫として計上すること。物流業務の中で、在庫管理と密接に関わる業務のため、重要な位置付けとされている。
入庫を正しく行わなかった場合、実在庫とシステム上の在庫に差異が生まれたり、入荷した商品がどこに保管されているのかわからなくなったりする。このようなミスが起きると、お客さまに商品を届けられない自体が起きたり、作業効率が下がったりといった不具合が起きてしまう。
近年では、ミスを防ぐと同時に作業の効率化を行うために、
- 作業の一部をシステムに委ねて手動作業を減らす
- 入荷効率をあげるために、特定の保管場所を定めずに空いている棚に保管し、バーコードで商品と棚の紐付けを行う「フリーロケーション管理」を導入する
などの対応をしている企業も増えてきている。
混在されやすい言葉として「入荷」というものがあるが、「入荷」は商品が倉庫に届いてから、数量確認を行い正式に受け取るまで(在庫計上はしない)の作業を指す。