EC事業者にとって、ポップアップストアは数少ないお客様と直接接することができる貴重な機会です。
だからこそ、多くの事業者様が積極的に取り組みたいと考えるでしょう。
しかし、対面での出店経験が少ないEC事業者様の中には、以下のような悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
「失敗したら赤字になってしまうかもしれない…。」「在庫が余ったらどうしよう…。」
今回は、元飲食店経験者である私が、ポップアップストアやイベント出店でリスクをかいひできる在庫管理方法について紹介します。
ポップアップストアとは
ポップアップストアとは、直訳すると「突然現れる店」という意味で、数日から数週間という比較的短い期間だけ出店する店舗のことを指します。
人通りの多いモールや百貨店の催事場、駅前、広場などで様々な場所で開催されています。
コスメブランドのプロモーションや、飲食店の新商品の紹介、普段はECサイトのみで販売している事業者の対面販売などに利用されます。
EC事業者にとってポップアップストアの重要性
顧客との接点を持つことができる
ポップアップストアを行う最大のメリットは、顧客と直接的に接点を持つことができる点です。
普段、EC事業を運営する中でどれだけお客様とコミュニケーションを取ろうとしても、商品を見たり試したりする際のリアルな反応を直接見ることができません。
ポップアップストアでは、お客様の反応を直に感じ、デザインやパッケージの改善点、商品の新たな魅力を発見する機会にすることができます。
テストマーケティングができる
ポップアップストアは、本格的に在庫を抱えて販売する前に、小規模でテストマーケティングを行う場としても最適です。
数日間のデータから、どの商品が売れ筋になるかを見極め、ECでの販売時に必要な在庫数を推定することができます。
これにより、どの商品を押し出せば良いかを判断し、在庫余剰のリスクを減らすことが可能です。
新たなファン層の獲得
ECを運営していると、販売している商品の特性上、特定の層にしか商品を買ってもらうことができていない場合があります。
「この商品は、もっと多くの人に魅力を感じてもらいたいのに…」
「女性だけでなく、男性にも使ってもらいたい!」
このようなお悩みを抱えている事業者様は、ポップアップストアを通じて新たなターゲット層にアプローチし、新たなファン層を獲得することができます
失敗しないには徹底した「在庫管理」が必要
ポップアップストアを試みる際、赤字になるリスクに直面することがあります。
会場を借りる費用、機材のレンタル費、広報用の展示物、売れ残り等、普段のEC事業より1つの商品を売るのにかかってしまう費用が大きくなります。
そのため、ポップアップストアをして新たなお客さんの獲得自体はできたかもしれないが、あまり利益にならないので何回も行うことが難しい…という事業者様もいらっしゃるのではないでしょうか?
その悩みを解決することができるのが、徹底した「在庫管理」です。
ポップアップストアにおける在庫管理とは?
ポップアップストアの在庫管理は、以下の2つに大きく分けることができます。
- 在庫を切らさない
- 在庫を余らせない
ポップアップストアはイベント性の強いため、在庫の動きを予測するのが難しくなります。
売れすぎて在庫が切れた場合、最終日に出店できないという問題が発生するかもしれません。
その場合、本来売ることができた商品を販売できない機会損失に繋がります。
一方で、想定より売れず余らせてしまった場合、商品によっては廃棄しなければならないこともあります。
これらのリスクを減らすのが、在庫管理の役割です。
ポップアップストアでもOMSを活用する
株式会社ロジレスが提供しているOMS・WMS一体型のシステムである「LOGILESS」は、EC事業の在庫管理だけでなく、一時的なポップアップストアの在庫管理も行うことができます。
OMSとはOrder Management Systemの略で、日本語にすると受注管理システム。
WMSとはWarehouse Management Sysytemの略で、日本語にすると倉庫管理システムのことです。
それぞれの概要については以下の記事をご覧ください。
「LOGILESS」では、普段のEC事業で使用している倉庫とは別に架空の倉庫を月額1万円で追加し、ポップアップストアの在庫管理を行うことができます。
売り切るための具体的な在庫管理戦略
ポップアップストア用の在庫管理を弊社システムである「LOGILESS」で行うことで、ポップアップ出店時のあらゆる在庫管理のリスクを減らすことができます。
ポップアップストアの在庫が無くなりそうな場合
在庫がなくなりそうな場合は、架空倉庫からEC事業で利用している倉庫に在庫移動のリクエストを送ることができます。
これにより、ECのために確保している在庫の一部をポップアップストア側に送ることができ、素早く在庫の補充が可能です。
ポップアップストアの在庫があまりそうな場合
売り上げが思ったより悪く、在庫が余ってしまいそうな場合には、ECで受けた受注の一部をポップアップストア側から発送することが可能です。
例えば、本社が大阪にあり、東京のポップアップストアに出店している場合、東京のポップアップストアから発送した方が料金が安くなることがあります。
この方法を利用することで、在庫を効率的に回し、売れ残りを減らすことができます。
LOGILESSで安く在庫管理を行おう
LOGILESSでは、今までお話ししたようにEC事業の受注管理・在庫管理だけでなく、ポップアップストアの在庫管理も行うことができるシステムを提供しております。
一時的な契約でもOK
LOGILESSでポップアップストアの在庫管理機能を使うには、通常のEC業務で使っていただいているLOGILESSの料金に加えて、月額1万円がかかります。
しかし、ポップアップストアは一時的なイベントなので、そのために毎月1万円を払うのは大変です。
そこで、LOGILESSではポップアップストアを開催する月だけ契約していただくことも可能にしています。
お気軽にポップアップストアの在庫管理を行うことができますので、お気軽に試してみてください。
導入サポートがある
初めてポップアップの在庫管理をするという事業者様は、システムの使い方に不安を感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのため、LOGILESSでは導入時に分からないことがあればチャットボットやヘルプページでの解説だけでなく、ミィーティング等で使い方の説明を行っております。
そのため、導入しても実際に使えるかどうか不安に思っている事業者様も安心してご利用していただくことができます。
まとめ
今回は、ポップアップストアの重要性と在庫管理についてお話ししました。
ポップアップストアは、対面で販売することがないEC事業者様にとって、数少ないお客様とコミュニケーションを取る貴重な場所です。
「たくさん売るためにはどうすればいいのか?」と攻める方法を考え、広報や展示物に力を入れ、在庫を多く用意するのも1つの戦略です。
しかし、「売れなかった場合にどう対応するか」というリスクヘッジも重要です。
この記事がポップアップストアを行うEC事業者の参考になれば幸いです。
導入を検討していただける事業者様は、下記よりお気軽にお問い合わせください。