最近、ギフトモールが注目を集めています。ギフトモールは、日本最大級のギフト専門ECサイトで、誕生日や記念日などのプレゼント選びに最適なオンラインショッピングモールです。
検索方法も豊富に用意されており、商品名を直接入力するだけでなく、カテゴリやシーン別に簡単に検索できるため、消費者にとって使いやすいネットショップとなっています。
ご家族や友人の誕生日プレゼントをはじめ、特別な日のギフト探しにぴったりのECサイトです。
本記事では、ギフトモールの特徴やメリット、さらに便利な使い方まで詳しく解説します。
ギフトモールとは?
最近注目されているギフトモールは、ギフトに特化した日本最大級のネットショップです。「Giftmall(ギフトモール)」として知られ、日本最大級の品揃えを誇るギフト専門セレクトショップで、月間訪問ユーザーは3,600万人以上、取扱商品数は50万点以上という圧倒的な規模を誇ります。
特に、取扱商品の約1割が、名前やメッセージを入れられる「パーソナライズドギフト」であることが大きな特徴です。
ギフトモールでは、多彩な検索方法が用意されており、商品名を直接入力するだけでなく、シーン別や贈る相手のカテゴリからも簡単に検索できます。「何を贈ればいいか迷っている…」という方にとっても、用途別にギフトを選べるため、非常に使いやすいモールとなっています。
また、ギフトモールでは、「大切な人との記念日や家族・友人の誕生日など、ギフト選びにはぜひギフトモールをご活用ください」と提案しており、ギフト専門の販売戦略を展開しています。
ギフトモールへの出店・出品方法
ギフトモールへの出店・出品の手順を以下に紹介します。
申し込み・出店審査
新規出店を希望する場合は、申し込み後に出店審査を受ける必要があります。取扱商材や出店形態によっては必要な書類の提出が求められるため、案内に従い、適切に審査を進めましょう。審査には数日かかるとされています。
契約
審査を通過すると、ギフトモールから送られてくる申込書に記載・返送し、契約を締結します。
なお、ギフトモールでは完全成果報酬型の料金体系が採用されており、商品が売れていない場合は手数料などの費用は発生しません。
商品登録
自社サイトで商品を販売している場合、ギフトモール側で一部商品の代行登録や在庫設定が可能です。その後、ギフトモール側が作成した店舗ページを出店企業が最終確認し、問題がなければ商品販売を開始できます。管理画面の発行も可能となり、出店準備が完了します。
上記のステップを踏み、申し込みから約30日で開店が可能です。
ギフトモールの3つのメリット
ギフトモールには、ネットショップ運営者にとって大きなメリットがあります。ここでは、ギフトモールの3つの主なメリットを紹介します。
システム開発が不要
ギフトモールでは、システム開発が不要という大きなメリットがあります。
ギフトモールに出店すると、ギフトラッピングやeギフトなどの機能を、自社で開発することなく利用できる上、初期費用も不要です。
なお、eギフトとは、相手の住所を知らなくても、メールやLINEなどのSNSを通じて手軽にギフトを送れるサービスです。従来のギフトサービスとは異なり、住所を知らなくても贈れる手軽さが、多くのユーザーに支持されています。
また、ギフトモールは検索機能が充実しており、商品名の直接入力に加え、シーンや贈る相手、カテゴリ別での検索も可能です。そのため、ギフトを選ぶ際に迷っているユーザーにとっても、非常に使いやすいプラットフォームとなっています。
ただし、自社開発が必要なシステムを導入する場合や、特定のツールを追加する場合は、販売開始までに工数や一定の人件費がかかる点には注意が必要です。
さらに、ギフトモールでは、模倣品対策や必要許可証の明示など、安心・安全なサイト運営にも力を入れています。
集客力がある
ギフトモールは、月間サイト訪問者数が3,600万人を超えるとされており、非常に高い集客力を誇ります。
さらに、2022年には「オンライン・ギフト特化型ECモール」部門で認知度1位を獲得しており、今後も利用者の拡大が十分に見込まれる、認知度・集客力ともに優れたECモールです。
そのため、ギフトモールに出店することで、自社ではリーチできなかった新たな顧客層にも商品を認知・利用してもらえる可能性が広がります。特に、自社ECサイトではアプローチできなかった層に自社商品を届けられる点は、大きなメリットとなります。
ギフトが展開しやすい
ギフトモールでは、名前やメッセージ入りのカスタマイズが可能な「パーソナライズドギフト」を展開しやすい仕組みが整っています。
また、ギフトモールではさまざまなシーンに合う商品を豊富に取り扱っており、以下のような幅広いギフトに対応可能です。
- 定番のプレゼント(誕生日・記念日など)
- 祝い事ギフト(結婚祝い・出産祝いなど)
- 季節の贈り物(浴衣・お中元・マフラー・お歳暮など)
このように、贈り物が必要なあらゆる場面に対応できる品揃えが特徴です。お祝いシーンを選ぶだけで、ぴったりのギフトが見つかりやすくなっています。
さらに、名前の名入れや特別なラッピングなどのオプションが充実しており、ギフトの演出がしやすいことも、商品展開上の大きなメリットです。
また、ギフトモールでは販促活動をサポートする3つのサービスも提供しています。
ギフトロジスティクス
名入れから配送までを一括で行う、ギフト特化型のEC物流アウトソーシングソリューションを提供。名入れ加工やオリジナルラッピングにも対応しており、最短翌日の発送が可能です。
お祝いコンシェルジュデスク
プレゼント選びの相談や、お届け日などの問い合わせに対応するカスタマーサポートサービスを提供しています。
ベストプレゼント
ギフトモールは、日本最大級のプレゼントランキングサイト「ベストプレゼント」と連動しており、出店者にとって、戦略を立てやすい環境が整っています。
ギフトモールの3つのデメリット
ギフトモールには多くのメリットがありますが、出店前に知っておきたいデメリットも存在します。ここでは、ギフトモールの3つの主なデメリットを紹介します。
リピーターにつながりにくい
ギフトモールには、リピーターを獲得しにくいという欠点があります。
購入者情報はギフトモール側が保持するため、出店者は直接顧客とやり取りすることができません。そのため、メールマガジンなどを配信して顧客との関係を構築することが難しく、リピーター獲得につながりにくいのが実情です。
一般的に、モール型ECへの出店は「お客様と中長期的な関係を築きたい」と考えている事業者にとってデメリットとなることがあります。ギフトモールでは、購入者の情報をモール運営企業が管理するため、自社のデータベースには顧客情報が蓄積されず、自社から直接アプローチする機会がありません。
また、通常は自社ECサイトで購入した顧客に送ることができる「メールマガジン」や「リピート購入促進のキャンペーン案内」なども、ギフトモールで購入したユーザーには送ることができません。そのため、長期的に顧客とのつながりを重視したい事業者にとっては、大きな課題となる可能性があります。
販売手数料がかかる
ギフトモールでは、他のECモールと同様に販売手数料が発生します。
販売手数料は非公開ですが、おおよそ20%程度と推定されています。なお、手数料は販売価格に上乗せすることも可能です。
他のECモールと比較すると手数料はやや高めですが、モール内での広告費が不要なため、総合的なコストは抑えられるという側面もあります。ギフトモール側では、販売代金から手数料を差し引く形で徴収されます。
そのため、自社ECサイトで直接販売する場合と比べると、利益率が下がる可能性が高くなる点には注意が必要です。
工数が増える
ギフトモールでは、販売開始にあたって工数が増えるというデメリットがあります。
特に、自社ECで利用しているシステムがギフトモールに対応していない場合、在庫管理や配送管理を別途行わなければならなくなる可能性があります。これにより、業務負担が増えるリスクがあるため、事前に確認が必要です。
また、連携可能なシステムについては公式サイトに明記されていないため、事前に問い合わせる必要があります。一部のシステムでは自動連携が可能な場合もあるようですが、具体的な対応状況は個別に確認しなければならない点に注意が必要です。
そのため、ギフトモールへ出店する際は、販売開始までの準備にどれくらいの工数がかかるのか事前に把握しておくことが重要です。
ギフトモールの費用や注文・配送方法
ギフトモールの登録費用や注文・配送の流れについて紹介します。
ギフトモールの登録費用は無料となっています。ただし、販売手数料が発生するため、出店を検討する際は事前に個別問い合わせが必要です。現在、販売手数料の具体的な金額は公式には公開されていません。
また、ギフトモールの専任チームが出店時のページ作成から運営までサポートしてくれるため、初心者でもスムーズに出店が可能です。さらに、CSVによる一括操作や在庫連携機能が備わっており、手軽にショップ運営を行うことができます。
加えて、法人注文や大量注文にも対応しており、専門スタッフによるサポートが受けられるため、大口取引にも適しています。
ギフトモールの注文方法
ギフトモールでの注文は、通常注文とソーシャルギフトの2種類があります。
- 通常注文:お届け先やお届け日時を注文時に指定する方法
- ソーシャルギフト:住所を知らない相手に、メールやSNSを通じてプレゼントを贈る方法
購入には会員登録が必要となっており、以下の方法で登録できます。
- 事前登録:PC・スマートフォン・アプリの画面上部にある人型アイコンから登録
- 注文時の登録:注文時に入力したメールアドレスがログイン情報となり、パスワードは注文完了後に設定
注文はPC・スマートフォン・公式アプリから行え、以下の手順で進めます。
- 商品を選び、オプションを入力して「カートに入れる」をクリック
- 「レジに進む」をクリック
※同じお届け先・同じ店舗で複数商品を購入する場合は、商品ページを開いて追加 - 「お届け先・お支払い方法・お届け時間等の指定」画面で必要な情報を入力
- 「次に進む」をクリック
- 注文内容を確認し、「注文を確定する」をクリック
配送は贈答先・自宅・勤め先など希望の場所へ可能で、送料は以下の通りです。
- 自宅以外のお届け:1商品ごとに送料550円
- 1商品の合計が5,400円以上:その商品は送料無料
ギフトモール使用時の注意すべき点
ギフトモールを利用する際に注意すべきポイントを以下にまとめました。特に、新規出店を検討している場合は、事前に確認しておくことが重要です。
対応できる決済方法
フトモールで利用可能な決済方法は、以下のとおりです。
- クレジットカード決済
- 銀行・コンビニ・郵便(後払い決済)
- コンビニ前払い決済
- 代金引換決済
- ペイジー前払い決済(ATM/ネットバンキング)
- Amazon Pay決済(Amazonアカウントでの支払い)
これらの決済手段が用意されており、幅広い支払い方法に対応しているため、利用者にとっても利便性が高いのが特徴です。
ギフトのキャンセルや変更方法
ギフトモールでのキャンセルや注文内容の変更は、販売ショップに直接相談する必要があります。出店者側で対応が求められるため、事前に対応フローを確認しておくことが重要です。
ただし、以下の場合はショップ側での対応は不要となります。
- 注文確定後のキャンセル・変更を受け付けていない場合
- すでに製作済みで変更ができない場合
キャンセルや変更を希望する購入者は、以下の手順でショップに問い合わせます。
- お問い合わせフォームを開く
- 「お問い合わせカテゴリ」で【注文後の連絡】(キャンセル変更・返品交換・データ送付・その他)を選択
- 必須事項を入力し、「確認する」ボタンをクリック
- 確認画面で入力内容を確認し、誤りがなければ「送信する」をクリック
クーポンの利用方法
ギフトモールではクーポンの利用が可能で、出店者側でも対応が必要になる場合があります。顧客がクーポンを利用する際の手順は以下の通りです。
商品をカートに入れ、「レジに進む」と表示される「ポイント・クーポン使用」欄に@から始まるクーポンコードを入力すると、クーポンが適用されます。
クーポン利用の手順
- ログイン済みの場合
- 「ポイントを使用する」を選択し、@から始まるクーポンコードを入力
- 未ログイン、または初めて利用する場合
- 「ポイント・クーポン使用」右側の下向き矢印をクリック
- 「ポイント・クーポン使用」欄に@から始まるクーポンコードを入力
ギフトモールを活用して、EC販売の可能性を広げよう!
本記事では、ギフトモールの特徴やメリット、さらには使用方法まで詳細に解説しました。
ギフトモールは日本最大級のギフト専門モールであり、豊富な商品メニューを取り揃えているのが特徴です。まだ利用したことのない企業にとって、新たなEC販売チャネルとして試してみる価値があるプラットフォームといえるでしょう。
ぜひギフトモールの活用を検討してみてください。