クリックポストが追跡できないときは?やり方・注意点・メリットをわかりやすく解説

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クリックポストの追跡ができずに困った経験はありませんか?日本郵便が提供する「クリックポスト」は、小型商品の発送に便利な配送サービスとして、ECサイトやフリマアプリなどで広く利用されています。

しかし、いざ発送したあとで「追跡情報が表示されない」「更新されない」といったケースに直面することもあります。

本記事では、クリックポストの追跡方法とその仕組みをわかりやすく解説しつつ、追跡できないときの原因や注意点、サービスの特徴やメリット・デメリットまでまとめてご紹介します。

もくじ

日本郵便の追跡サービスとは?

クリックポストは、日本郵便が提供する小型荷物向けの配送サービスで、追跡機能も備えています。この追跡サービスでは、荷物の現在地や配達状況をオンライン上で確認でき、発送後も安心して商品の動きを把握することが可能です。

日本郵便の追跡サービスでは、以下のような基本的な情報を提供しています。

  • 引受(荷物を受け付けた日時)
  • 配達郵便局への到着
  • 配達完了

なお、追跡可能な期間は以下のとおりです。

種類追跡可能な期間
国内郵便(クリックポスト含む)約100日間
国際郵便物約12ヶ月間

ただし、Webシステムや通信状況により情報の反映にタイムラグが生じることもあるため注意が必要です。たとえば「郵便局に到着」と表示されていても、すでに配達員が持ち出していることもあります。

また、日本郵便では以下のような「問い合わせ番号(追跡番号)」をもとに追跡情報を提供しています。

  • ゆうパック・EMS:お客様控えに記載された番号
  • 書留郵便:受領証に記載された番号
  • クリックポスト:ラベル印字時に発行される専用の番号

このように、日本郵便の追跡サービスは配送ステータスの確認に便利な仕組みですが、すべての情報がリアルタイムで反映されるわけではない点には注意が必要です。

追跡サービスのやり方

日本郵便では、発送した荷物の配達状況を「追跡サービス」で確認できます。必要なのは、発送時に発行される「お問い合わせ番号(追跡番号)」だけです。

クリックポストやゆうパックでは11桁、EMS(国際郵便)では13桁の番号が付与され、それを使って荷物の現在地をチェックできます。追跡方法は、日本郵便のWebサイトをはじめ、電話・スマホアプリ・LINEなど複数の手段が用意されており、状況に合わせて使い分けが可能です。

国内郵便の追跡可能期間は発送日から約100日間、国際郵便ではおよそ1年間となっています。

それぞれの確認方法について詳しくご紹介します。

Webサイトでの方法

追跡を行う最も基本的な方法は、日本郵便の公式Webサイトを利用する方法です。

専用ページにアクセスし、「お問い合わせ番号」の入力欄に追跡番号を入力することで、荷物の現在位置や配達状況を確認できます。また、複数の荷物を一度に発送した場合には、「連続番号検索」機能を使うことで、まとめて追跡することも可能です。

この機能は、番号の末尾が連続している場合に限り、最大100件までの追跡が一括でできます。

電話での方法

追跡番号を使って、電話でも荷物の配達状況を確認できます。対応しているのは「日本郵便 お客様サービス相談センター」で、受付時間は毎日8:00〜21:00です。

利用する電話の種類によって、番号や料金が異なるため注意しましょう。

連絡先一覧

  • 固定電話から:0120-23-28-86(フリーダイヤル)
  • 携帯電話から:0570-046-666(通話料がかかります)
  • 英語での対応:0570-046-111

電話での問い合わせの際にも、「お問い合わせ番号(追跡番号)」が必要になります。手元に控えを用意したうえで、オペレーターに現在の配達状況を確認したい旨を伝えましょう。

スマホアプリの方法

日本郵便の公式スマホアプリでも、荷物の追跡ができます。アプリ内で「お問い合わせ番号」を入力するだけで、配送状況をすぐに確認できます。

また、追跡だけでなく以下のような機能も利用可能です。

  • 配達場所や日時の変更
  • 再配達の依頼
  • ポストの場所検索
  • 発送料金の確認や割引サービス

操作もわかりやすく、荷物のやり取りが多い方にとっては非常に便利です。日本郵便を頻繁に利用する場合は、インストールしておくと安心でしょう。

LINEの方法

LINEを使って、日本郵便の荷物を追跡することも可能です。公式アカウント「ぽすくま」と友だち登録することで、トーク画面から簡単に追跡ができます。

操作方法はとてもシンプルで、

  1. 「ぽすくま」のトーク画面を開く
  2. メニューの「荷物の追跡・集荷」をタップ
  3. お問い合わせ番号を入力するだけ

普段使っているLINE上で完結するため、新たなアプリのインストールも不要です。また、ぽすくまのキャラクターがトーク形式で案内してくれるため、操作に不安がある方でも使いやすいのが特徴です。

追跡可能な荷物の種類

すべての郵便物に追跡サービスが付いているわけではありません。日本郵便で利用できる追跡サービスは、荷物の種類によって対応が異なります。ここでは、追跡サービスが利用可能な代表的な郵便物をわかりやすくご紹介します。

それぞれの特徴や補償内容などもあわせて確認しておきましょう。

書留郵便

追跡サービスが付いている郵便の代表例が「書留郵便」や「レターパック」などのサービスです。どのサービスにもそれぞれ特徴があり、料金や補償の有無も異なります。

以下の表に、主要な追跡対応サービスをわかりやすくまとめましたので、用途に合わせて選びましょう。

サービス名追加料金(税込)追跡機能補償内容備考・特徴
一般書留+435円あり最大10万円重要書類や貴重品におすすめ
現金書留+435円あり最大1万円(現金)現金専用。専用封筒で送付
簡易書留+320円あり最大5万円一般的な郵便物にも追加可能
特定記録郵便+160円ありなし(引受記録のみ)補償なし、ポスト投函可、配達完了メール通知あり
レターパックライト430円(定額)ありなし郵便受けに配達。厚さ3cm以内
レターパックプラス600円(定額)ありなし対面で手渡し。受領印あり

ゆうパック

郵便局が取り扱う「荷物系」のサービスでも、追跡機能が利用できます。とくにECサイトでよく利用される「ゆうパック」「ゆうパケット」「クリックポスト」は、それぞれ対応サイズや補償内容が異なるため、用途に合った選択が重要です。

以下の表に、追跡可能な主な荷物サービスをまとめました。

サービス名サイズ・重量目安追跡機能補償あり特徴・備考
ゆうパック最大170サイズ・25kgまであり最大30万円対面で手渡し・時間指定や代引き対応も可能
ゆうパケット3辺合計60cm以内・1kgまでありなし小型商品向け・ポスト投函。全国一律運賃
クリックポスト厚さ3cm以内・1kg以内ありなし全国一律185円。Yahoo! IDかAmazonアカウントが必要

国際郵便

海外への発送でも、条件を満たせば追跡サービスを利用できます。特に「EMS」「国際小包」「国際書留」などが対応しており、補償の有無や利用できる国が異なりますので、用途に合わせて選びましょう。

以下の表に、国際郵便の代表的な追跡対応サービスをまとめました。

サービス名対応重量・内容追跡機能補償あり特徴・備考
EMS(国際スピード郵便)最大30kg・最優先で配達あり最大200万円まで最速で届く。世界120カ国以上に対応
国際小包最大30kg・通常配送ありあり(内容に応じて)船便・航空便・SAL便から選択可能
国際書留・保険付国際郵便物にオプションで付加可能あり保険金額に応じて通常郵便に補償と追跡を追加。高価な書類・商品に適している
  • 一部の国や地域では、追跡サービスに対応していない場合があります。
  • EMS以外は配達日数に時間がかかることもあるため、用途や納期に応じて使い分けましょう。

追跡できない原因と対応方法

クリックポストなどの郵便物が「追跡できない」と表示されると、不安になりますよね。しかし、実際には多くの場合、少し時間が経てば配達状況が反映されることがほとんどです。

発送方法や処理タイミングによって、反映にタイムラグが生じる場合もあるため、焦らず原因を確認することが大切です。

窓口以外での発送の場合

郵便局の窓口以外から発送した場合、すぐに追跡情報が反映されないことがあります。通常は、郵便局の窓口で差し出すと、荷物の宛名にあるバーコードがその場で読み取られ、すぐに追跡情報が付与されます。

一方で、コンビニや郵便ポストに投函した場合は、その場ではバーコードの読み取りが行われません。郵便局や集配拠点に荷物が届いたタイミングで初めて読み取られ、追跡情報がシステムに登録されます。また、集荷や処理のタイミングによっては、追跡情報の反映が翌日以降になることもあります。

なるべく早く追跡情報を確認したい場合は、郵便局窓口からの発送をおすすめします。

問い合わせ番号の間違い

荷物が追跡できない原因として、問い合わせ番号の入力ミスが考えられます。

問い合わせ番号は、伝票や控えに記載されている12桁の番号です。数字がランダムに並んでいるため、入力ミスが起きやすい点には注意が必要です。1桁でも間違っていると正しい追跡情報は表示されないので、番号を確認しながら丁寧に入力しましょう。

もし差出人から問い合わせ番号をメールやメッセージで受け取っている場合は、手入力せずコピー&ペーストするのが確実です。それでもうまく表示されない場合は、差出人側で番号を間違えている可能性もあるため、確認してもらうようにしましょう。

人為的ミスや荷物の未発送

1日以上経っても追跡情報が反映されない場合、人為的なミスやそもそも荷物がまだ発送されていないケースが考えられます。たとえば、バーコードのスキャン漏れがあると、システム上に追跡情報が登録されません。ただし、荷物が配達途中の郵便局などで再度スキャンされた際に、情報が反映されることもあるため、少し時間をおいて様子を見ることも大切です。

また、荷物の発送前に問い合わせ番号だけが先に通知されることもあります。この場合、まだシステムに情報が登録されていないため、検索しても何も表示されません。時間が経っても状況が変わらないときは、差出人に「本当に荷物は発送されたかどうか」を確認してみましょう。

とくにECサイトやフリマアプリの出品者などが、発送ラベルを先に印刷しているケースでは、実際の発送と番号通知にタイムラグが生じることもあります。

便利なその他の追跡サービス

ここまでご紹介した方法以外にも、日本郵便ではより便利に荷物を確認・管理できる追跡サービスが用意されています。

インターネットによる配達完了通知サービス

日本郵便では、対象の郵便物や荷物・国際郵便物について、「配達完了のお知らせ」をメールで受け取れるサービスを提供しています。再配達を防ぎたい方や、荷物の到着をすぐに把握したい方にとって便利な機能です。

登録の手順は以下の通りです。

  • 日本郵便の「追跡サービス」ページで、お問い合わせ番号を入力して追跡情報を確認します。
  • 「配達完了メール通知サービスのお申し込み」ボタンが表示されたらクリックします。
  • ※すでに配達済みの場合、このボタンは表示されません。
  • 表示されたフォームにメールアドレスを入力し、「次へ進む」をクリック。
  • 内容を確認し、「登録する」ボタンで完了です。
  • 登録完了後、指定のメールアドレスに受付確認メールが届きます。

追跡データの一括提供サービス

日本郵便では、大量の荷物を扱う事業者向けに、追跡データをまとめて確認・取得できる2つの方法を提供しています。

① Webサイト上での提供(一般ユーザー向け)

  • 追跡番号を個別入力または連続番号で照会可能
  • 1回で最大100通までまとめて検索でき、CSV形式でのダウンロードも対応
  • 照会期間は、郵便物の取り扱いから【最大100日間】

② 事業所向け「一括提供サービス」

  • 日本郵便が提供する専用Webサイトで、下記2つの検索方式が利用可能
    • 登録条件検索:検索時点の最新データのみ抽出
    • 一括ダウンロード:毎日定時に更新される追跡情報を取得
  • CSV形式でのデータ取得が可能なので、自社システムと連携しやすい
  • 大口発送や物流業務を効率化したい企業にとって便利なサービス

追跡サービスを正しく使って、配送トラブルを防ごう

日本郵便の荷物は、専用の追跡サービスを使うとおおよその現在位置がわかって便利です。荷物を待っているときは到着予定日のスケジュールを立てやすくなりますし、送った場合は受取人からの問い合わせにも応えやすくなるでしょう。

ただし一部使用条件があったり、すぐには追跡できなかったりすることがあります。原因と対処法を理解したうえで、荷物のやり取りをスムーズにしましょう。

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