企業情報
企業名 | 株式会社低温 |
事業内容 | 冷凍食品・冷蔵食品の配送業務 冷凍食品・冷蔵食品の共同配送業務 食品の仕分け・梱包作業(物流加工) 物流改革へのご提案 |
倉庫数 | 3 |
物流人員体制 | 従業員数300名 |
月間出荷対応件数 | 12万ケース |
対応案件 | 冷凍食品・冷蔵食品 |
対応モデル | BtoC、BtoB |
LOGILESS導入時期 | 2023年7月 |
EC物流における課題 | ・既存WMSでは操作の不明点があった場合、情報を調べるのに時間がかかり作業が止まる ・既存WMSがシステム障害により利用できなくなり、代替WMSによる早急な復旧が必要 |
LOGILESS導入後の成果 | ・不明点をサポートチャットですぐに解決できるようになり、作業が止まらなくなった ・荷主への迅速な導入により、短期間で普及できた |
取材者プロフィール

株式会社低温
第一流通事業部 次長
飛田 祐希 さま

株式会社低温
第一流通事業部 係長
政岡 俊輝 さま
本事例はこんな方に役立つ内容です
- OMS・WMSのリプレイスを検討中のEC事業者様、倉庫事業者様
- EC物流を効率化したいEC事業者様、倉庫事業者様
本事例のポイント
- 他社WMSのシステム障害発生時、LOGILESSに移行することで迅速な出荷復旧を実現
- サポートチャットにより不明点をすぐに解消できるので作業が止まらなくなった
- こまやかなカスタマイズ・機能アップデートによりできることが増えた
LOGILESSを導入するまで
関西一円で配送業を展開、倉庫部門では冷蔵・冷凍に特化
弊社は奈良県を中心に関西一円で配送業を展開しています。倉庫部門では、冷凍・冷蔵に特化した倉庫として、BtoB・BtoC問わずサービスを提供しています。細かなピースピッキングへの対応も可能です。ネット通販やスーパーへ出荷する荷物をお預かりして配送までの対応も行っています。
現在、弊社のお客様で出荷件数が伸びているのが、介護事業で完全調理食などを提供される事業者様です。いずれの事業者様も前年比120~130%の成長率で、出荷件数は合計で月間6~7万ケースほどになっています。また、カタログ通販の事業者様の発送代行も出荷件数が多く、月間2万件ほどの出荷があります。
カスタマイズの可能性と対応の速さを評価してLOGILESS導入へ
LOGILESSを導入したのは2023年7月頃です。もともと自社のWMSがあり、並行して他社のWMSも使っていました。ただ、1社のWMSに依存するのは良くないのではないかと考え、新たなWMS導入を視野にいれていたところ、物流展でLOGILESSを知りました。
LOGILESSは、カスタマイズの可能性が大きいのが魅力的でしたね。現場の声を聞きながら機能をアップデートしていこうという姿勢が好印象でした。また、問い合わせに対するレスポンスが早かったことも、導入の後押しとなりました。
LOGOLESS導入後は、それまで使っていたWMSと並行して、LOGILESSを主軸のシステムとして使うようになりました。

LOGILESSを導入してから
システム障害発生時、LOGILESSに移行したおかげで早急な復旧を実現
LOGILESSを導入して良かった事例として、LOGILESSと並行して利用していた他社WMSでシステム障害が発生したときのことがあります。システム障害の起きたWMSを利用していた荷主様にLOGILESSへ移行していただくことで、早急に出荷を再開できました。
当時、一刻も早く出荷できる状態に復旧することが最優先事項であり、自社WMSはカスタマイズが必要で時間がかかるため、クラウドで利用できる代替のWMSを検討しました。そこでロジレスさんに相談したところ、すぐにご対応いただけることになり、荷主様にもご理解いただいて即日で導入が決まりました。
このときは荷主様を守ることが一番大事だったので、ロジレスさんにスピード感をもって対応いただけてとても助かりました。システム障害が発生したWMSを使っていた他社さんよりも早く復旧ができ、エンドユーザーのお客様に対してもご迷惑をおかけした範囲がかなり少なかったです。他社さんでは出荷が1~2週間止まってしまった現場もあったようなのですが、弊社の場合は障害発生の翌週明けからピッキングできる状態に復旧できました。
共通のシステムを利用するので、倉庫と荷主の相互理解が早い
LOGILESSがクラウドで利用できることは、荷主様にとって利用しやすい点だと思います。
また、倉庫側と荷主様とで共通のシステムを見に行けるのも便利なところです。同じようにデータを見て、共通のワードで話すことができるので、倉庫側の説明を荷主様に理解してもらいやすいですし、倉庫側としても荷主様のお話をすぐに理解することができます。

LOGILESSならではのメリット
機能のアップデートが早く、できることがどんどん増えていく
LOGILESSは機能のアップデートが早く、使いはじめてからもできることがどんどん増えています。これは倉庫にとってはもちろん、荷主様にとってもメリットの大きい点だと思います。こういう機能がほしいねという話をしていると、今度リリースされますよということがよくあります。現場の声を反映して、より現場に沿ったものになっていっていますね。
たとえば、ピッキング終了後に送り状を出せる「送り状後出し機能」などは、今後活用できたら良いなと考えている機能です。今の作業では、出荷指示書と伝票を1件ずつセットしていて、この作業が1日200件ほど、多いときは500件近くあるのですが、送り状後出し機能を活用できれば、その手間がゼロになるのがすごく魅力的ですね。
不明点はサポートチャットですぐに解決でき、作業が止まらない
機能や操作についてわからないことがあるときは、サポートチャットに質問すると基本的にその日のうちにご回答いただけるので、非常にありがたいです。そこで作業が止まることがなくなりました。以前のWMSでは、わからないことがあると自分で調べていたのですが、なかなか知りたい情報が出てこなくて困ってしまうこともありました。
こういうことができたら便利だなというときなども、質問するとすぐに対応する機能を教えていただけますし、対応する機能がない場合も次のアップデートの候補になり、実際に反映されることが多いです。もともと使いやすいシステムではありましたが、日々さらに使いやすくなっていると感じます。
たとえば弊社の出荷作業では、以前は最初に端末を使い、ピッキング、梱包という流れだったのですが、LOGILESSの「セット組加工」を使うことによって、端末を使える人がいなくても作業が進められるようになりました。この機能を活用したことで、繁忙期の年末を人数を増やすことなく乗り切ることができ、非常に助かりました。
今後の展開
LOGOLESSを今後も使っていくなかで、カスタマイズやアップデートによりさらにできることが増えていくことを楽しみにしています。
弊社としては今後、よりお客様数を増やしていくことが目標です。今後、各事業者様において物流業務の人手不足がどんどん問題になっていくと思うので、それに対処するための選択肢のひとつとして、弊社のような外注を選んでいただけたら良いなと思います。
弊社は冷蔵・冷凍に特化していて、常温のエリアがないため、温度帯の管理を気にされるお客様にとってはご安心いただけるのではないかと思います。特に、品質を求められるお客様のご要望にお応えできるはずです。