複雑な出荷指示も100%自動化。9時までの注文は即日発送が可能になり、顧客体験向上を実現

株式会社TENTIAL
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もくじ

企業情報 

企業名株式会社TENTIAL
事業内容ウェルネスブランド「TENTIAL」の企画
ECサイト公式ショップ
https://tential.jp/
お取り扱い商材日常コンディショニングに関する製品
販売方法自社サイト、楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピング
月間出荷件数約1万件
EC開始時期2018年8月
LOGILESS導入時期2020年6月
EC物流における課題・アナログ作業によるミスで顧客体験が低下
2020年6月にTENTIAL MASKが大ヒット。しかし手作業で受注処理をしていたため、スタッフ総動員でも出荷対応が追い付かずパンク。誤出荷も発生するなど、顧客にご迷惑をおかけしてしまった。
LOGILESS導入後の成果・100%自動化出荷を実現し、顧客体験の向上を実現
受注処理から外注倉庫への出荷指示まで100%自動化。出荷スピードが3倍にアップしただけでなく、複雑な梱包指示も自動で行えるため、顧客体験向上につながっている。

取材者プロフィール

株式会社TENTIAL ビジネス本部 SCM部 部長 浅岡 大貴 氏

株式会社TENTIAL

ビジネス本部 SCM部 部長
浅岡 大貴 氏

筑波大学卒業後、アルビレックス新潟シンガポールでプロ選手としてプレーし全試合に出場。その後Jリーガーを目指して帰国するも夢は叶わず、関東1部リーグ所属の東京ユナイテッドFCでサッカー選手兼ビジネスマンとして活動した。
その頃に「競技の外からも自身の価値を高めたい」と思って始めたブログがきっかけで、中高時代の同期でもあり現TENTIALメンバーでもある石川と再会し、TENTIALにジョインすることを決意。現役サッカー選手でありながらTENTIALでは営業として活躍し、その後サッカーに区切りをつける。引退後は営業の他に財務、経営管理など幅広く経験し、現在はCSMの部長として活躍している。

LOGILESSを導入するまで

スポーツの発想を日常生活に取り入れ、誰もがポテンシャルを発揮できる社会をつくりたい

TENTIAL(テンシャル)は2018年に誕生した、日常のコンディショニングに関する製品を開発・販売するD2Cブランド。代表の中西をはじめ、メンバーに元アスリートが在籍しているということもあり、僕たちの商品にはスポーツで培った知恵や技術が詰まっています。例えば、足本来が持つ安定性や運動性を引き出す「TENTIAL INSOLE」や、睡眠の質を高めてコンディションを整えるリカバリーウェア「BAKUNE」など。アスリートの知見を一般生活者の日常に取り入れることで、一人ひとりの可能性(ポテンシャル)を引き出す。日々のパフォーマンスが上がることで、誰もが自分らしい人生を突き進んでいける。そのキッカケを僕たちの商品が生み出せたらいいなと思いながら、日々業務に取り組んでいます。

マスクの注文が殺到してバックヤードがパンク。出荷が追い付かず、誤出荷まで発生

ありがたいことに、立上げ当初から多くの方にご支持をいただき、TENTIALブランド第1弾として発表した「TENTIAL INSOLE」は、発売からわずか半年で「楽天ランキング1位」8冠を達成。当時は受注~出荷作業まで全て自社で行っており、システムも導入していませんでした。オフィスのスペースに商品を積み上げて、受注情報などはエクセルで管理。ところが2020年に今までのやり方を大きく変えなければいけない出来事が起こりました。

キッカケは同年6月に発売開始した「TENTIAL MASK」。吸水速乾性のスポーツ素材で作ったこのマスクは、呼吸しやすく、繰り返し洗って使えることが特徴。当時はまだ、こうしたマスクがなかったこともあって反響は予想以上で、発売から2〜3日で6,000件の予約が入りました。お客さまに支持いただけたことは嬉しかったのですが、出荷業務がパンクしてしまい、そこからはスタッフ総出で延々と作業を行う状態に突入しました。

当時僕は営業職だったのですが、朝から外回りに出かけて夕方オフィスに戻ると、そこから何時間もひたすら出荷作業。エクセルが1行ずつズレていて、送り先が全部間違っていることに伝票を出してから気付いたり、2つ注文した方に1個しか届かない等のミスも発生。メンバーのストレスも高まり疲弊する状態が続きました。喜んでもらえるはずがガッカリさせている状況が申し訳なく、今までのやり方を大きく変革する話が社内で持ち上がり、そこから出荷オペレーションの見直しが始まりました。

TENTIAL MASK

LOGILESS導入を決めた理由

受注~出荷が1システムで実現でき、RPA機能でかゆいところにも手が届く

自社で行っていた出荷作業を物流倉庫にアウトソースすることを決め、並行して出荷業務を効率化できるシステム探しに乗り出しました。当時の物流担当者が複数のシステムを比較検討したそうなのですが、OMS(受注管理システム)と WMS(倉庫管理システム)が分かれていると、2つのシステム間では受注データの受け渡しなど、人の手が入ってしまうのでミスが発生する可能性があります。OMSとWMSが一体型になっているシステムはないのかと探していたところ、ネット記事で「LOGILESS」のことを知り、導入に至りました。

LOGILESSを導入してから

100%自動出荷。ミスもなくなり、出荷スピードは3倍にアップ

LOGILESSを導入したことで、まず大きく変わったのは受注処理。これまでは各ECサイトの注文情報をエクセルにコピペして、それをダブルチェックする必要がありましたが、導入後は受注情報が自動で取り込まれるので入力もダブルチェックも不要です。当然ミスが発生することもないので、手戻りもなく、業務効率が大幅に向上。人手も別の業務に割り当てることができます。

また、今は出荷業務をすべて外注倉庫さんにお願いしていることもあり、出荷スピードは導入前に比べると3倍にアップ。朝9時までの注文は即日発送が可能になり、お客さまからも喜びの声をいただいています。

独自のRPA機能で、こだわりの梱包も自動指示。顧客体験のさらなる向上を実現

TENTIALでは、商品を購入するところから楽しんでもらいたいと考えているので、パッケージングにもこだわっていて、購入する商品や購入したECサイト、あるいは複数商品を購入した際の組み合わせなどによって梱包する箱や同梱物を変えています。

出荷業務を外注倉庫さんへお任せする際、その指示を効率よくミスなく出すことができるのか正直なところ不安がありましたが、そこもLOGILESSが解決してくれました。RPA機能を使って、販売チャネルごとに梱包資材や同梱物の組み合わせを細かく設定してあるので、注文が入ったらその条件にあった出荷指示が自動で倉庫さんの方へ流れます。倉庫さんも混乱なく出荷対応できているので、倉庫側としても使いやすいシステムになっているんだと思います。

実は僕も営業から物流担当に異動した際に、現状が最適なのか疑問に思い様々なWMSを調査しましたが、自分たちのやりたいオペレーションを変えることなく高いレベルで実現できるシステムがLOGILESSしかなかったんです。僕が感じているLOGILESSの魅力は、かゆいところに手の届く点。基本的な機能はシンプルで誰でも使いやすくなっているのに、RPA機能によって、条件による配送方法の自動振り分けなど、各社のやりたいことがちゃんと実現できる。LOGILESSじゃなかったら、どうやって今のオペレーションを実現できるのか、ちょっと想像つかないです(笑)。おかげで今のところ、どんなに複雑な梱包指示も100%自動化を実現。今後もバリエーションを増やして、商品と一緒にワクワクする体験を届けたいです。

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